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はじめに
昔、風を切って走ったあの感覚、覚えていますか?結婚や子育てを機にバイクを降りたけれど、50代になり再びバイクに乗りたいと考えているあなた。もう一度ハンドルを握ることを決意したものの、昔と違って体力や視力、瞬発力に自信がなくなってはいませんか?「もう一度あの頃のように楽しめるだろうか?」「自分に合ったバイクは見つかるだろうか?」そんな不安を抱えている方も多いはずです。しかし、心配ご無用。今だからこそ楽しめるバイクの魅力、そして「ツーリングラリー」という新たな世界があることをご存知でしょうか。この記事では、私たち同世代が抱えるそんな疑問や不安を解消し、再びバイクライフを謳歌するための具体的な方法をお伝えします。
【Q&A】50代リターンライダーのためのツーリングラリー入門

Q1. ツーリングラリーって、なんだか難しそう。初心者でも楽しめるの?

ツーリングラリーと聞くと、なんだか競技性が高くて敷居が高いように感じるかもしれませんね。しかし、安心してください。ツーリングラリーは「決められたルートをいかに早く走るか」を競うレースとは全く違います。
むしろ、多くのツーリングラリーは、定められたチェックポイントを回り、出されたクイズを解いたり、写真を撮ったりしながら、仲間や景色を楽しむことを目的としています。重要なのはタイムではなく、「いかに楽しく、安全にゴールするか」。
昔と違って体力に自信がないから…と躊躇している方もいるかもしれません。しかし、ツーリングラリーの魅力は、自分のペースで楽しめる点にあります。休憩を取りながら、美味しいものを食べ、景色を眺めながら走る。これこそが、50代になった今だからこそ味わえる、ツーリングラリーの醍醐味と言えるでしょう。イベントによっては、初心者向けのクラスが設けられていることも多く、まずはそういったイベントから参加してみるのがおすすめです。若い頃のようにガンガン飛ばさなくても、十分に楽しめるのがツーリングラリーなんです。

Q2. 50代でも疲れにくいバイク選びのコツは?また、どんな装備を揃えればいいの?

若い頃に乗っていたバイクは、前傾姿勢で体力的に辛いと感じるかもしれません。50代の体にとって、長時間のライディングは腰や手首に大きな負担をかけます。
そこでおすすめしたいのが、アップライトな乗車姿勢で、足つきの良いバイクです。例えば、アドベンチャーツアラーやネイキッド、アメリカンタイプなどは、比較的楽な姿勢で乗ることができます。
また、バイク選びだけでなく、装備も非常に重要です。インナープロテクター付きのジャケットやパンツは、万が一の転倒時に体を守ってくれます。昔に比べて、軽量で通気性の良いプロテクターも増えていますので、快適性も高まっています。さらに、ナビゲーションツールは必須と言えるでしょう。スマートフォンをバイクに取り付けられるホルダーや、専用のナビゲーションシステムを導入することで、ルートに迷う心配がなくなります。特に、ラリーイベントでは正確なルート把握が求められるため、地図とナビゲーションの両方を活用することをおすすめします。

Q3. イベント情報はどうやって探せばいい?おすすめのイベントは?

昔と違って、今はインターネットで簡単にイベント情報を手に入れることができます。特に「Facebook」や「X(旧Twitter)」などのSNSは、ツーリングラリーの主催者や参加者が活発に情報を発信しています。
例えば、「#ツーリングラリー」「#バイクイベント」といったハッシュタグで検索してみると、様々なイベント情報が見つかります。また、専門のイベント情報サイトやバイク雑誌のWebサイトもチェックしてみると良いでしょう。
初めて参加する方におすすめなのは、「クイズ形式」のツーリングラリーです。タイムを競うものではなく、指定された場所に隠されたクイズを探し、解きながらゴールを目指す形式なので、ゆっくりと自分のペースで楽しむことができます。また、「スマホを使ったデジタルラリー」も人気です。アプリを使ってチェックポイントを巡る形式で、紙の地図やコマ図を読むのが苦手な方でも手軽に参加できます。

Q4. ツーリングラリーを通じて、どんな出会いや感動があるの?

ツーリングラリーは、単にバイクに乗るだけでなく、新しい出会いや感動をもたらしてくれます。イベントには、年齢や性別、職業を問わず、様々なライダーが集まります。休憩ポイントやゴール地点で、自然と会話が生まれることが多いので、共通の趣味を持つ仲間を見つけやすいでしょう。
私も以前、とあるツーリングラリーに参加した際、同年代の参加者と知り合いました。お互い昔はバイクに乗っていたという共通点もあり、すぐに意気投合。今では一緒にツーリングに行く仲になりました。昔は仕事や子育てで忙しく、なかなか新しい趣味に打ち込む時間がありませんでしたが、50代になった今、バイクを通じて気の置けない仲間と出会えたことは、何よりの財産です。
また、ツーリングラリーは、普段行かないような場所へ足を運ぶきっかけにもなります。隠れた名所や絶景、地元の人しか知らない美味しいグルメに出会うことも少なくありません。ゴールしたときの達成感はもちろんのこと、イベントを通じて得られる「旅の思い出」こそが、ツーリングラリーの最大の魅力と言えるでしょう。

Q5. 家族や周囲の理解を得るには?

家族に「またバイクに乗りたい」と話すとき、少し戸惑いを感じるかもしれませんね。特に、安全面について心配する声も多いでしょう。
まずは、なぜバイクに乗りたいのか、そしてバイクを通じてどんな楽しみを見つけたいのかを、丁寧に話すことが大切です。ただ「乗りたい」と伝えるのではなく、「ツーリングラリーというイベントに参加して、新しい仲間と出会いたい」「週末は安全なツーリングで気分転換をしたい」といった、具体的な目的を伝えることで、理解を得やすくなります。
また、安全への配慮をアピールすることも重要です。例えば、「最新の安全装備を揃える」「無理な運転はしない」といった具体的な約束をすることで、家族の安心にもつながります。そして何より、バイクに乗ることで自分がどれだけ生き生きと毎日を楽しんでいるかを見せること。それが、家族の理解を深める一番の方法です。

Q6. どんなツーリングラリーが日本全国で開催されているの?

日本全国で開催されているツーリングラリーは、本当に多種多様で、初心者からベテランまで誰もが楽しめるイベントがたくさんあります。ここでは、代表的なツーリングラリーをいくつかご紹介します。
1. SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)
- 開催時期: 例年5月下旬〜6月上旬(2025年の開催は5月24日~6月1日)
- 内容: 日本最大級のツーリングラリーです。日本の東海岸から日の出と共に出発し、その日の日没までに石川県の千里浜なぎさドライブウェイにゴールするという壮大なイベントです。「Chasing the Sun(太陽を追いかけろ)」というテーマの通り、いかに効率よく日本を横断するかが鍵となりますが、速さを競うレースではありません。指定されたチェックポイントを巡り、ポイントを獲得しながらゴールを目指します。能登半島地震の復興支援もテーマとして掲げられるなど、社会貢献の意味合いも強まっています。参加台数が非常に多く、ゴール地点では多くのライダーとの出会いが待っています。
- SNSでの感想:
「50歳でSSTRに初挑戦。若い頃に憧れた千里浜を自分のバイクで走れるなんて最高。日本中から集まったライダーたちと語り合って、また明日から頑張ろうって思えた。来年も絶対参加するぞ!」(Instagramより引用)
2. 日本三霊山ラリー
- 開催時期: 例年秋(2025年の開催は10月11日~12日)
- 内容: 富士山、立山、白山という日本の三大霊山を巡る2日間のツーリングラリーです。山岳信仰の地を走ることで、壮大な自然の景色を堪能できるのが魅力です。こちらも、定められたチェックポイントを巡りながらゴールを目指す形式です。景色を楽しみながら走りたい方にはぴったりのイベントと言えるでしょう。
- SNSでの感想:
「日本三霊山ラリー、完走!立山連峰の景色が素晴らしくて、思わずバイクを停めて見入ってしまった。普段は一人で走ることが多いけど、このイベントのおかげで同世代のバイク仲間もできて、本当に参加してよかった。」(Xより引用)
3. にっぽん応援ツーリング
- 開催時期: 通年開催のイベントが多い(例:2025年は4月26日~11月30日)
- 内容: ツーリングを通じて地域貢献を目指す、社会貢献型のラリーです。全国各地に設定されたスポットを巡り、その土地の魅力を再発見したり、地域の活性化に貢献したりすることを目的としています。特定のイベント日だけでなく、自分の好きなタイミングで参加できるイベントが多いのも特徴です。普段のツーリングに少し目的を加えたい方におすすめです。
- SNSでの感想:
「にっぽん応援ツーリングで、これまで知らなかった地元の名産品や隠れた名所にたくさん出会えた。ただ走るだけでなく、地域の人たちと触れ合えるのも楽しい。こういう参加の仕方もあるんだと、バイクの楽しみ方が広がった気がします。」(Instagramより引用)
4. CBTR(Cycle & Bike Touring Rally)
- 開催時期: 例年秋(2024年のラリー期間は9月14日~11月24日)
- 内容: 琵琶湖を舞台にしたツーリングラリーです。琵琶湖の美しい景色を楽しみながら、指定されたポイントを巡るイベントです。フォトコンテストなど、様々な企画も用意されており、一人でもグループでも楽しめる工夫がされています。琵琶湖周辺のライダーを中心に、40代〜50代の参加者も多いのが特徴です。
- SNSでの感想:
「CBTR参加しました!琵琶湖一周は初めてでしたが、景色が最高で気持ちよかった!写真もたくさん撮れて、最高の思い出ができました。無理のないコース設定で、体力に自信のない私でも楽しめましたよ。」(Xより引用)
5. POLE to POLE
- 開催時期: 例年秋(2024年の開催は10月5日~10月14日)
- 内容: 日本の最北端から最南端までを一気に走り抜ける、非常に壮大なスケールのツーリングラリーです。長距離ツーリングが得意な方や、自己の限界に挑戦したい方には最高のイベントと言えるでしょう。
- SNSでの感想:
「還暦を前にPOLE to POLEに挑戦。体力的にきつい場面もあったけど、走り抜いた時の達成感は言葉にできない。人生はまだまだ冒険できるってことを、バイクが教えてくれた気がする。次の人生の目標ができました!」(Instagramより引用)
これらのイベントは、それぞれ開催時期や目的、難易度が異なります。ご自身の体力やバイク、そして何よりも「何を楽しみたいか」に合わせて選ぶのがポイントです。例えば、SSTRのような大規模なイベントでたくさんのライダーと交流するのも良いですし、にっぽん応援ツーリングのような地域密着型のイベントで、ゆっくりと日本の魅力を再発見するのも素晴らしい体験になりますよ。参加する際は、必ず最新の情報を公式サイトで確認するようにしてください。
私の体験談:ツーリングラリーで再発見した「人生のエンジン」
私は56歳でリターンライダーになりました。20代の頃に乗っていたバイクは、今では古すぎて手放してしまいましたが、もう一度あの風を感じたいという想いは消えませんでした。最初は一人で近場を走るだけでしたが、SNSで「ツーリングラリー」という言葉を目にし、興味を持ちました。
初めて参加したのは、千葉県で開催された「ちばてん」というスマホを使ったデジタルラリーでした。若い頃は地図を片手に走っていましたが、スマホのナビ機能を使ってチェックポイントを巡るというスタイルに、最初は少し戸惑いました。しかし、参加してみると、これが本当に楽しい!
道中に隠されたクイズを仲間と協力して解いたり、見慣れない景色の中で写真を撮ったり。勝負にこだわるのではなく、純粋に「旅」を楽しんでいる自分がいました。途中で休憩したカフェで、同年代のライダーとバイク談義に花を咲かせたことも良い思い出です。
この経験を通じて、私が強く感じたのは、ツーリングラリーは単なるバイクイベントではないということです。それは、人生の新しい目的地を見つける旅なんだと気づきました。若い頃は、バイクに乗ることが「速く走る」こととイコールでしたが、50代になった今、それは「どこへ行くか」「誰と行くか」「そこで何を見るか」という、もっと深い意味を持つようになりました。
ツーリングラリーは、体力やスピードを競うものではありません。むしろ、自分のペースで、仲間と、そして自分自身と向き合う時間を与えてくれます。バイクを通じて、再び人生を豊かにする「エンジン」を見つけられた。それが、私のツーリングラリー体験です。
まとめ ツーリングラリーでバイクライフを再起動させよう!
長年眠っていたバイクへの情熱を呼び覚まし、再び走り出す決意をしたあなた。若い頃と同じように走ることは難しいかもしれませんが、今だからこそ楽しめるバイクの世界が広がっています。その中でも、ツーリングラリーは、あなたを新たな冒険へと誘ってくれる最適なきっかけとなるでしょう。
ツーリングラリーは、体力や技術を競うのではなく、仲間との出会い、美しい景色、そして何よりも自分自身と向き合う時間を与えてくれます。この記事で紹介したように、適切なバイク選びや装備、そしてイベントの選び方を工夫することで、50代からでも十分に安全に楽しむことができます。
ツーリングラリーは、ただのイベントではありません。それは、あなたの人生に再び「ワクワク」というエンジンをかけるための、素晴らしいツールです。さあ、もう一度ヘルメットを被り、風を感じる旅に出かけませんか?そして、バイクを通じて、新たな仲間、新たな景色、そして新たな自分に出会う喜びを、ぜひ体験してください。