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- 1.イントロダクション
- 2.MT-07とMT-09を比較:後悔を防ぐための選び方
- 3.MT-07のメリットとデメリット:後悔しない選択肢を知る
- 4.MT-07の性能チェック:エンジン・走行・加速の印象
- 5.MT-07の使用シーン別評価:ツーリング、街乗り、通勤
- 6.MT-07と競合バイクの比較:SV650とCB
- 7.MT-07を中古で購入するときの注意点
- 8.カスタムとメンテナンス:MT-07の魅力を活かす方法
- 9.MT-07の走行性能を深掘り:軽量車体と高速安定性
- 10.MT-07とMT-09の選択で後悔しないために
- 11.私の体験談(SNS投稿より引用)
- 12.MT-07を選ぶ前に比較したいMT-09との違いと後悔のリスク まとめ
1.イントロダクション
近年のリターンライダー市場で注目を集めるヤマハのMTシリーズは、多彩なモデル展開と扱いやすいエンジン特性で多くのファンを魅了しています。しかし、どの排気量が自分に合うかで悩む方も多いでしょう。特に「MT-07」と「MT-09」は価格や性能が近く、選択を誤ると後悔のリスクもあります。本記事では、両者の違いや選び方に加えて、MT-07を購入した場合に感じられるメリット・デメリットを詳しく解説します。人生の再スタートとしてバイクに復帰する50代以上の方に向けて、失敗しないバイク選択のポイントをお届けします。
2.MT-07とMT-09を比較:後悔を防ぐための選び方

2-1.MT-07とMT-09の違い:価格・性能比較
MT-07は並列2気筒(クロスプレーンコンセプト)エンジンを搭載し、排気量689ccで扱いやすいトルク特性が魅力です。一方、MT-09は3気筒エンジン(847cc)で高回転域までパワフルに伸び、スポーツ走行をより楽しめるモデルといえます。価格面では、新車価格で比較するとMT-07が約80~90万円台、MT-09が約110~120万円台(モデル年式やオプションによる)となることが多く、予算に大きな差があります。維持費も排気量が大きいほど自動車税や消耗品のコストが高くなるため、初期費用だけでなく長期的なランニングコストも検討する必要があります。
また、MT-07は車体重量が軽めで取り回しが楽な点が支持される要因です。特にリターンライダーや街乗りメインの方には、軽快感と十分なトルクが両立したMT-07が向いていると言えます。逆に峠やサーキット走行などスポーツ性を重視する場合は、強烈な加速感と3気筒特有のエンジンフィールを持つMT-09が魅力的でしょう。ヤマハ公式サイトのスペック表でも、その重量差と馬力差は明確に示されています。ご自身の用途やライディングスタイルを考慮して、最適なモデルを選ぶことが後悔を防ぐ鍵となります。
2-2.MT-07とMT-09を選ぶ理由:満足ポイントとは
MT-07を選ぶ最大の理由は、何よりも「扱いやすさ」と「コストパフォーマンス」の高さにあります。リターンライダーが抱える不安の一つは、長いブランクで感覚が鈍っていること。MT-07は軽量ボディと素直なエンジン特性のおかげで、低速域の安定感が高く、取り回しも気軽に行えます。また燃費性能も良好で、日常使いとツーリング双方を両立しやすいところも魅力です。
一方でMT-09を選ぶライダーは、「よりダイナミックな走り」を求めている場合が多いです。3気筒エンジンによる独特の鼓動感や高回転でのパワフルな加速は、スポーツライディングを楽しむのに最適です。さらに、近年では電子制御技術(トラクションコントロールやライドモード切替など)も充実し、より安心感のあるハイパフォーマンスな走りを満喫できます。価格は上がるものの「バイクならではの楽しさ」を追求したいなら、MT-09に大きな満足感を得られるでしょう。
ただし、パワーの高さは時に持て余しやすく、都心部での取り回しや渋滞時の負荷を考えるとデメリットになることもあります。自分がどのようにバイクを使いたいかを明確にし、走りの楽しさと扱いやすさのバランスを見極めることが失敗しないポイントです。
2-3.MT-07とMT-09の評価:ユーザーの口コミから見る真実
実際のオーナーたちの口コミを調べると、MT-07は「車体の軽さからくる安心感」と「必要十分なパワー」に対する高評価が多く見られます。特にリターンライダーからは、「最初は600cc以上のバイクに不安があったが、MT-07なら思った以上に扱いやすく、苦労なく乗りこなせた」という声が多数挙がっています。一方、MT-09を選んだオーナーからは、「3気筒エンジンのフィーリングが最高で、追い越しや高速合流時の余裕が段違い」といった意見が目立ちます。
ただし、後悔の声もゼロではありません。MT-07を選んで後悔したという意見には、「長距離ツーリングが多いので、高速巡航時のパワー不足を感じる」などがあり、MT-09の場合は、「都内の渋滞でクラッチ操作がしんどい」「税金や保険料が重い」といったコスト面や扱いづらさを指摘するユーザーもいます。両者とも長所短所が明確にあり、あなたの利用シーンに合わせたモデル選択が重要です。SNSやバイクコミュニティの書き込みは、実際の使用感を知るうえで非常に参考になりますので、積極的にチェックしましょう。
3.MT-07のメリットとデメリット:後悔しない選択肢を知る

3-1.MT-07の欠点と不満点は何か
MT-07は初心者やリターンライダーに優しいバイクとして人気が高いものの、いくつかの欠点や不満点が指摘されています。まず、高速道路での巡航性能に関して「やや非力に感じる」ことが挙げられます。クロスプレーン2気筒エンジンのトルクは街中やワインディングでの楽しさを支えますが、排気量が大きいバイクに比べると、高速合流や追い越し時にもう少し余裕が欲しいという声があるのも事実です。
また、純正サスペンションの減衰力が物足りないという意見も少なくありません。特にスポーツ走行を好む人にとっては、サスペンションが柔らかく感じられ、ハードブレーキング時やコーナーでの安定感に不満を覚えるケースがあります。さらに、デザイン面では「質感がもう少し高級感を伴ってほしい」という要望や、タンデム(二人乗り)をする際のシート形状に関する苦情も見受けられます。こうした不満点をどこまで許容できるかを考えると、MT-07が自分に合うバイクかどうかの判断に役立つでしょう。
3-2.MT-07の魅力:初心者からリターンライダーまでの人気
一方、MT-07の大きな魅力は、やはり軽量かつ取り回しのしやすさにあります。車両重量が約180kg台とされるこのバイクは、停車時の押し引きや駐車場での取り回しが非常に楽です。バイクに久しぶりに乗るリターンライダーにとっては、筋力や反射神経が若い頃より落ちていると感じるケースがあるため、余計な疲労を減らせる軽量車体は大きなアドバンテージとなります。
また、クロスプレーン2気筒エンジンによるトルクフルな加速感は、街乗りから峠のワインディングまで幅広いシーンで楽しめます。初心者が扱う場合も急激なピークパワーが出にくいため、コントロールしやすい仕様です。さらに、メーカー標準装備やカスタムパーツの種類が豊富で、初心者がカスタムを始める際にも選択肢が多い点が支持される理由の一つです。こうしたバランスの良い性能が、MT-07を「乗るほどに愛着が増すバイク」として多くのユーザーに支持されている理由といえるでしょう。
3-3.MT-07購入者のリアルなクチコミと後悔の声
実際にMT-07を購入したユーザーの口コミを見ると、満足度は総じて高いと言えます。「取り回しが軽くて、週末のツーリングがストレスフリーになった」や「街乗りでの燃費が良く、維持費が予想より抑えられた」といった声が多く、リターンライダーや女性ライダーからも好感触なコメントが見受けられます。一方で後悔の声としては、「高速域になるともう少しパワーに余裕が欲しくなる」「長時間乗るとシートが硬めでお尻が痛くなる」などが挙げられます。
また、いわゆる“所有感”を求める人からは、外装の質感や排気音に高級感が足りないという意見も散見されます。特に大型二輪としては車格がコンパクトなので、「もっと迫力のある見た目のバイクが欲しくなる」と感じるユーザーもいるようです。しかし、これは逆に言えば、軽量かつ扱いやすい車体設計を評価する人にとってはメリットとなります。自分の求めるバイク像がどこにあるのか再確認することで、MT-07購入での後悔を最小限に抑えることができるでしょう。
4.MT-07の性能チェック:エンジン・走行・加速の印象

4-1.MT-07のエンジン性能とトルク特性
MT-07の心臓部であるクロスプレーン2気筒エンジンは、中低速域からトルクフルに加速する特性を持ち、街中や峠道での扱いやすさを大きく向上させています。排気量689ccながらも、必要十分なパワーと燃費性能を両立している点が特徴です。特にリターンライダーには、「無理なく走れる安心感と、いざという時の余裕のある加速」がバランス良く実現されている点が好評です。
また、2気筒エンジンの鼓動感は4気筒と比べると独特で、エンジン回転の上昇をダイレクトに感じられます。低回転から力強いトルクを発揮してくれるため、発進や坂道での走り出しがスムーズで、シフトチェンジの回数も少なく済むのがメリットでしょう。いっぽう、MT-09やその他の3気筒・4気筒モデルのように高回転域での伸びは控えめなため、スポーツライディング重視の方には物足りない部分があるかもしれません。しかし、街乗りやツーリング主体の利用であれば、このエンジン特性はむしろ利点となります。
4-2.加速性能や低速時の安定感の評価
MT-07の加速性能は、排気量から想像する以上にキビキビとした印象があります。信号ダッシュや高速合流など、一般的なシチュエーションであれば不足を感じることは少ないでしょう。低速時は軽量車体とフレーム設計のバランスにより、車体がフラつきにくく、取り回しもしやすいと評価されています。特に渋滞が多い都市部では、アクセルオン・オフの頻度が高くなるため、扱いやすさがそのまま疲労軽減につながります。
ただ、排気量が大きなモデルから乗り換えた場合には、「高速域での余裕がやや物足りない」と感じる人もいるようです。これはあくまで比較の問題であって、MT-07自体の加速力が低いわけではありません。むしろ2気筒らしい低速トルクが活き、街乗りでの扱いやすさに重点を置いた設計と言えます。リターンライダーが若い頃に乗っていた4気筒エンジンのフィーリングとは異なるかもしれませんが、乗りこなすうちに新しいエンジンの特性を楽しめるはずです。
4-3.MT-07の走りとサスペンションの改善ポイント
MT-07の純正サスペンションは、街中や高速道路など幅広い環境での快適性を考慮した設定になっています。そのため、スポーツ走行を本格的に楽しみたい人には「柔らかすぎる」と感じられ、減衰力を増やすためにアフターマーケットのサスペンションパーツに交換するケースも少なくありません。逆に言えば、街乗りやロングツーリングでは振動を吸収しやすく疲れにくい点がメリットです。
ただし、フロントフォークの沈み込みやリヤサスペンションの挙動に不満がある場合は、プリロード調整やオイル粘度の変更など、比較的リーズナブルなチューニングで改善できることも多いです。サーキットを走るようなヘビーな使い方をしないのであれば、大きな金額をかけずに自分好みに仕上げることも十分可能でしょう。こうしたカスタマイズの自由度がある点も、MT-07の人気を支える一因と言えます。
5.MT-07の使用シーン別評価:ツーリング、街乗り、通勤

5-1.MT-07のツーリング性能と長距離走行の快適性
MT-07は軽快なハンドリングと十分なトルクを備えており、ワインディングを含むツーリングを存分に楽しめるモデルです。シート高が比較的低めに設定されているため、足つき性も良好で、休憩時や観光地での取り回しが楽なのは大きなメリットと言えます。一方で、純正のウインドスクリーンは小ぶりなため、高速道路を多用する場合には風圧を感じやすく、ライダーへの疲労負担が増えることもあります。
そのため長距離ツーリングを主目的とする場合は、アフターパーツのスクリーンやハンドガード、グリップヒーターなどの装備を検討するとより快適性が向上します。燃費に関しては、乗り方にもよりますがリッター当たり20km台後半を記録することが多く、これもツーリングでの経済性を高めるポイントです。「1日300km以上走っても疲れにくい」との声もあり、ライダーの体格や好みに合わせた装備で十分にロングツーリングを満喫できるでしょう。
5-2.街中や通勤での使いやすさと軽快な操作性
街乗りでのMT-07の魅力は、なんといっても軽快な操作性と扱いやすいエンジン特性です。信号の多い市街地や渋滞時でも、低速でのバランスが取りやすく、クラッチ操作やシフトワークに過度な気を遣わなくて済むのは大きなメリットです。取り回しのしやすさは車両重量の軽さに加えて、ハンドル幅やポジション設定の良さにも起因しており、Uターンやすり抜けを行う際にも安定感が感じられます。
さらに、車体サイズが比較的コンパクトなので、駐輪スペースの確保や狭い道でのすれ違いにも困りにくいでしょう。通勤に使用する場合は、雨天や冬期などのコンディションにも備えて、グリップヒーターやレインウェアの装着を意識することで、年間を通じて快適な移動手段となります。ただし、アフターパーツの盗難やイタズラを防ぐためにも、防犯装置やカバーを活用することが望ましいです。
5-3.MT-07はロングツーリングに適しているか
MT-07は日常使いからロングツーリングまで幅広くこなせる万能感がある一方で、純正状態ではウインドプロテクションや積載性がやや物足りないと感じるライダーもいます。長距離を走る際にはトップケースやサイドバッグなどの積載アイテムを追加し、身体への風圧を和らげる大きめのスクリーンを装備すると快適性が格段に向上します。
また、シートは軽量スポーツバイク寄りの設計のため、ロングツーリングにおいてはお尻への負担が大きくなる場合があります。ゲルザブ(ジェルクッション)や社外シートへの換装で快適性を上げるのも一案です。実際に「シートとスクリーンを変えただけで、長距離ツーリングがまったく苦にならなくなった」というユーザーの報告もあり、適切なカスタムを施すことで“旅バイク”としての実力を十分に発揮できます。総合的に見ると、少しの手間と投資でロングツーリングも楽しめるモデルだと言えるでしょう。
6.MT-07と競合バイクの比較:SV650とCB

6-1.MT-07とSV650の比較:デザイン・性能・注目点
スズキのSV650は、同じ2気筒エンジンを搭載する中量級ネイキッドとしてMT-07の好敵手といえる存在です。SV650はVツインエンジン特有の鼓動感やレスポンスの良さが魅力で、高回転域までスムーズにパワーが伸びる点が評価されています。デザイン面では、丸目のヘッドライトやクラシックなシルエットが特徴で、MT-07の近未来的なスタイリングとは対照的です。
性能面で比較すると、SV650は純正マフラーでも厚みのあるサウンドが楽しめる一方、MT-07は車重が軽く、低速からのトルクフルな加速が魅力。価格帯やスペックはほぼ拮抗しているため、実際にまたがってみたり試乗したりして、自分が好むエンジンフィーリングやライディングポジションを見極めることが重要です。いずれも初心者からベテランまで幅広く対応できる懐の深さがありますが、SV650はややツアラー寄り、MT-07はスポーティかつストリートユース向きというイメージを持つ人も多いようです。
6-2.MT-07とCBシリーズの違い:燃費・装備をチェック
ホンダのCBシリーズ(特にCB650Rなど)は、直列4気筒エンジンを採用しており、エンジンフィールが2気筒のMT-07とは大きく異なります。4気筒ならではのスムーズな高回転と伸びを楽しめる一方で、低回転時のトルク感では2気筒エンジンに分があります。燃費面では両モデルとも大きくは違いませんが、実燃費ではMT-07がやや優位に立つことが多いです。
装備に関しては、近年のホンダ車は標準でアシスト&スリッパークラッチや高品質なメーター表示などを搭載しており、細部の作り込みには定評があります。一方、ヤマハもLEDヘッドライトやABS、TCS(トラクションコントロール)など必要十分な安全機能を盛り込んでおり、装備の差はそこまで大きくはありません。結局のところ、エンジンの味付けやデザインテイストの好み、そして多少の価格差が選択の分かれ道になるでしょう。
6-3.競合バイクとの価格とパフォーマンスのバランス
MT-07、SV650、CBシリーズはいずれも中量級のネイキッドバイクとして、価格とパフォーマンスのバランスが優秀なモデルとされます。新車価格では大きな差がないものの、装備内容やメーカーのキャンペーン、在庫状況などによっては実質的な支払額に開きが出ることもあります。また、中古市場での流通量も各モデルで異なるため、好みのカラーや仕様を探す際には在庫状況をこまめに確認する必要があります。
パフォーマンス面では、2気筒は低速トルクに優れ、4気筒は高回転でのパワーを楽しめるという違いが明確です。街乗りからツーリングまでフレキシブルに対応したいならMT-07やSV650、スポーティな走りをメインに考えるならCB650Rなどの4気筒が合うといった具合に、使用目的が選択の基準になりやすいでしょう。総合的に見ると、MT-07は価格や維持費を抑えながらも十分な走行性能を確保しており、リターンライダーがまず検討する価値が高いモデルと言えます。
7.MT-07を中古で購入するときの注意点
7-1.MT-07中古の価格相場と市場での人気
MT-07は発売当初から人気が高いため、中古市場でも回転が早いモデルの一つです。年式や走行距離、カスタム状態によって価格帯は大きく変わりますが、おおよそ40万円台後半から60万円台前半あたりが多い印象です(2024年以降の相場を参照)。特にABS搭載モデルやカラーリングの人気色は相場が高めに推移しがちで、早い者勝ちになるケースもあります。
また、リターンライダーや初心者層からの需要が高いため、程度の良い個体ほどすぐに売れてしまう傾向があります。「半年以上探して、ようやく納得のいくMT-07を見つけた」という声もSNSで散見されることから、焦らずこまめに情報を集めることが大切です。中古バイク専門店やオンラインサイトだけでなく、正規ディーラーの中古車コーナーもチェックすると、保証付きの安心な個体に巡り合える可能性が高まります。
7-2.中古で注意すべき持病やデメリットとは
MT-07は基本的に信頼性の高いモデルですが、中古で購入する際にはいくつか注意点があります。まず、エンジン周りではオイル漏れやクーラント漏れ、マフラー接合部のサビや腐食などは一般的な中古車チェック項目としてしっかり確認しましょう。特に海沿いなどで使用されていた車両は、塩害による錆が発生しやすい傾向があります。
また、クラッチまわりの消耗具合も重要で、過去のオーナーが荒い乗り方をしていた場合や頻繁に峠でハード走行していた場合は、クラッチディスクが摩耗している可能性があります。サスペンションのオイル漏れやフロントフォークの曲がりなど、見落としがちなポイントも要チェックです。「試乗するときはフロントフォークの沈み込みとブレーキのタッチを入念に確認する」といったユーザーの声もあるように、実車確認と試乗ができれば理想的です。
7-3.納車後に後悔しないためのチェックポイント
中古車購入後に後悔しないためには、事前にチェックすべきポイントを押さえておくことが肝心です。まずは整備記録簿の確認です。定期的に点検やオイル交換が行われていたか、事故歴や改造歴が明記されているかを把握するだけでも、車両状態の把握に役立ちます。次に、消耗品の交換時期や残量(タイヤの溝やブレーキパッドの厚みなど)を確認しておくと、購入後に追加の出費がかさむリスクを減らせます。
さらに、カスタムパーツの有無やメーカーをチェックすることも大切です。マフラーやハンドル、ウインカーなどが社外品に換装されている場合は、車検に通る仕様かどうかも確認しておきましょう。最後に、実際に試乗できる場合はフィーリングを確かめることをおすすめします。エンジン音や異音、ハンドルのブレなど、気になる点があれば納得いくまでお店の人と相談すると、後々のトラブルを最小限に抑えられます。
8.カスタムとメンテナンス:MT-07の魅力を活かす方法

8-1.MT-07の簡単カスタマイズとおすすめパーツ
MT-07の人気が高い背景には、カスタマイズのしやすさも挙げられます。まず、初心者でも挑戦しやすいのが、ウインドスクリーンやナビマウント、USB電源の追加などの実用的カスタムです。これらを装着するだけでツーリング時の快適性が格段にアップします。さらに、マフラー交換やスリップオンタイプのサイレンサーは、排気音の変化と若干のパフォーマンス向上が見込めるため、人気の高いカスタムの一つです。
その他、クラッシュパッドやエンジンスライダーを取り付けて万が一の転倒に備えたり、シート交換でロングツーリング時の疲労軽減を図ったりと、個々のニーズに応じてカスタム幅が広い点も魅力といえるでしょう。メーカーやアフターパーツのラインナップが豊富なため、自分好みの外観や実用性を追求できるのがMT-07の強みです。「少しずつカスタムしていく過程が楽しく、愛着が増す」というリターンライダーの声も多く聞かれます。
8-2.MT-07のメンテナンス方法と注意点
メンテナンスに関しては、定期的なオイル交換とチェーン調整が何より重要です。特に2気筒エンジンはシンプルな構造で整備がしやすい一方、オイル管理や冷却水のチェックを怠ると故障リスクが高まります。メーカー推奨の交換サイクルを守るのはもちろん、走行距離や使用環境によっては早めのメンテナンスを心がけると良いでしょう。
チェーンは錆びやすく、テンションが適切でないと加速や変速フィールが悪化しやすい部位です。注油やクリアランス調整をこまめに行い、定期的に清掃すれば寿命を延ばせます。ブレーキフルードやプラグ交換など、やや専門的な作業も慣れればDIYで行うことが可能ですが、不安がある場合はショップに依頼した方が安全です。「MT-07はメンテも比較的簡単なので、バイクいじりを楽しめる」といった声もあり、リターンライダーにとっては趣味としての整備も楽しめるモデルといえます。
8-3.カスタム例とユーザーが選ぶ人気のカスタマイズ
SNSやバイク専門サイトで人気のカスタム例を見ると、まず排気音を変えるマフラー関連のカスタマイズが目立ちます。次に、外装パーツとしてフロントフェンダーやエンジンカバー、タンデムシートカウルなどでスポーティな印象を強調する人も少なくありません。ハンドル周りではバーエンドやレバー類をアルミ削り出しパーツに替えて、個性を出すケースも多いです。
また、ロングツーリング派には大容量のサイドバッグやトップケースを装着し、積載性を高めるカスタムが好まれています。実用とドレスアップを両立させるために、ガード類(クラッシュバー、フレームスライダーなど)を導入するユーザーも多く、「転倒時のダメージを最小限にできるので、万が一の時も安心」との声が上がっています。こうした豊富なパーツ選択肢が、MT-07を手軽に自分好みへ仕上げられる理由といえるでしょう。
9.MT-07の走行性能を深掘り:軽量車体と高速安定性

9-1.軽量で取り回しが容易なMT-07の特徴
MT-07は乾燥重量で約164kg程度、装備重量でも180kg台前半(年式や仕様で変動)と非常に軽量な部類に入ります。この軽さは、都市部での取り回しや駐車場での押し引きにおいて大きなアドバンテージとなります。特に50代以上のリターンライダーが懸念する筋力や瞬発力の低下を補ってくれる存在として、MT-07の軽量性は高い評価を得ています。
また、軽量だからといって高速走行に不安があるわけではなく、フレーム剛性や車体バランスの調整がしっかり施されているため、直進安定性も良好です。「軽いのにフラつく感じがなく、安定して走れる」という口コミも多く、ヤマハの車体設計技術の高さを感じさせます。車格の大きい大型バイクから乗り換えると最初は物足りなく感じるかもしれませんが、慣れるほどにこの軽さが快適性や安全性に大きく寄与していることがわかるでしょう。
9-2.高速道路での安定感と耐久性の評価
高速道路を多用する場合、排気量と車体重量のバランスが重要になります。MT-07は高速域でも必要十分なパワーを持つ一方、風防性能や騒音レベルではフルカウルモデルに比べて劣る面があります。そのため、スクリーンやハンドル周りのカスタムを行い、風圧を軽減するアイテムを取り付けると快適性が大きく向上します。
耐久性に関しては、定期的なメンテナンスをしっかり行えば、エンジンやフレームに大きなトラブルが発生しにくいとされています。実際に10万キロ近く走行しているユーザーもおり、「消耗品を適切に交換しながら走り続ければ、全く問題ない」という報告があるほどです。高速道路で長距離を移動する際に多少の風圧は覚悟する必要があるものの、軽快さや取り回しの良さを重視するリターンライダーにとっては、大きなデメリットにはならないケースが多いでしょう。
9-3.MT-07のタイヤ選びと走行性能への影響
MT-07の走行性能をさらに引き出すうえで重要なのが、タイヤの選択です。標準装着されているタイヤでも十分にグリップ力を発揮しますが、走行シーンやライディングスタイルに合わせてタイヤを変えると、コーナリング性能や乗り心地が大きく変化します。ワインディングを多用するならグリップ重視のスポーツタイヤ、ロングツーリングが主体ならライフ重視のツーリングタイヤといった具合に、用途に応じた選び分けが可能です。
また、タイヤの空気圧管理も見落とせないポイントです。適正な空気圧を維持することで、ハンドリングや燃費が最適化されるだけでなく、タイヤ寿命も延びます。「空気圧をこまめにチェックしてから、コーナリングが安定し始めた」というユーザーの声もあるように、タイヤ周りのメンテナンスを丁寧に行うことがMT-07のポテンシャルを最大限に活かすコツと言えます。
10.MT-07とMT-09の選択で後悔しないために

10-1.初心者が選ぶならどちらが最適?
初心者にとっての最適なバイク選びは、まず「扱いやすさ」に重点を置くべきです。その点で、MT-07は軽量な車体と穏やかなエンジン特性により、初めての大型バイクでも比較的スムーズに習熟できるでしょう。特に日常の街乗りやツーリングを中心とした使い方であれば、余分なパワーに振り回される心配が少なく、乗る楽しさをしっかり味わえます。
一方、MT-09はパワー面で余裕があり、スポーツライディングや高速走行を楽しみたい人に向いていますが、そのぶんアクセルワークやライディングスキルが求められる場面も増えます。初心者がいきなりMT-09を選んでも決して無理というわけではありませんが、バイク操作や交通状況への対応にまだ自信がない段階では、MT-07のほうがストレスなく成長できる可能性が高いでしょう。後悔を防ぐためには、試乗やレンタルバイクを活用して実際の乗り味を確かめるのが一番です。
10-2.排気量やパワーの違いと使用目的別の選択
MT-07とMT-09では、排気量が約160ccほど違うだけでなく、エンジンの構成も2気筒と3気筒で大きく異なります。MT-07は低中速重視、MT-09は全域でパワフルといったイメージが強く、用途によって適切なモデルが変わってきます。通勤や街乗り、週末のショートツーリングがメインならMT-07の軽快さと燃費の良さが大きなメリットになるでしょう。
一方、ワインディングや高速道路を頻繁に使い、加速やスピードを重視する人、さらにはツーリング仲間とのハイペースな走りを想定するのであれば、MT-09のパワーに軍配が上がります。「高速道路でタンデムもしながら快適に走るなら、やはり排気量が大きいモデルが安心」という声もあるように、エンジン出力の余裕はツーリングスタイルを広げる要素の一つです。ただし、余裕のあるパワーは取り回しの難易度やコストの増加にも直結するため、過不足のない選択を心がけたいところです。
10-3.MT-07とMT-09のユーザー満足度比較
SNSや口コミサイトでのユーザー満足度を見ると、MT-07は「コスパの高さ」と「扱いやすさ」を評価する声が多く、MT-09は「走りの楽しさ」と「加速力」に魅了されたオーナーが多い印象です。どちらもカスタムパーツが豊富で、ユーザー同士のコミュニティも盛んに情報交換を行っているため、アフターサポート面での満足度も高めと言えます。
しかし後悔の声も含めて検証すると、MT-07では「もっとパワーが欲しかった」という意見が、MT-09では「街乗りで持て余すパワー」や「税金・保険などの維持費が高い」というネガティブポイントが見られます。リターンライダーが乗る場合には、若い頃のように攻める走りをするのか、落ち着いたペースを楽しむのかも考慮すべきです。自分のライフスタイルや体力、乗り方の好みに合ったバイクを選べば、結果的に満足度が高く、後悔を防ぎやすくなります。
10-4.2025年発売のMT-07 Y-AMT(YAMAHA AUTOMATED MANUAL TRANSMISSION)とは?
2025年になって、ヤマハが自動クラッチ技術を組み込んだ新型MT-07「Y-AMT(Yamaha Automated Manual Transmission)」が追加発売されました。これは従来のマニュアルミッションをベースにしつつ、電子制御クラッチシステムを導入したもので、発進・停止時のクラッチ操作が不要となる可能性が高いです。
リターンライダーや初心者にとっては、クラッチ操作のストレスを軽減しつつも、ギアチェンジの楽しさを失わない新しい選択肢として大いに注目されています。シフトレバーは従来通りに存在するが、自動でクラッチミートを調整することでエンストやギクシャクを減らす仕組みが想定され、街乗りからツーリングまで幅広いシーンでメリットを提供すると期待されています。新技術に興味がある方はメーカー情報をチェックしてみると良いでしょう。
11.私の体験談(SNS投稿より引用)

ここでは、実際にMT-07を所有するリターンライダーのSNS投稿(InstagramおよびX(旧Twitter))を引用してご紹介します。
「40代後半で子育ても一段落し、思い切ってMT-07を購入。20年ぶりのバイク生活だけど、軽い車体のおかげで取り回しに苦労しないし、予想以上にパワーがあるので高速走行も不安なし!週末のツーリングが一番の楽しみになった」
「MT-07でソロツーリングに出かけると、昔を思い出すようなワクワク感がある。峠道も軽快に走れて、コーナーでの安定感がバツグン。こんなに乗りやすい大型バイクがあるなんて、もっと早く知りたかった!」
これらの投稿を見てもわかるように、MT-07はリターンライダーが再びバイクの楽しさを思い出すきっかけとして最適なモデルの一つと感じられます。一方で高速巡航や積載性、カスタムなどでやや物足りなさを感じることもあるため、そのあたりはライダー自身の走行スタイルや予算と相談して選択しているようです。
12.MT-07を選ぶ前に比較したいMT-09との違いと後悔のリスク まとめ
本記事では、MT-07とMT-09の比較ポイントから、MT-07が持つメリット・デメリット、そしてリターンライダーにとっての魅力と注意点について詳しく解説しました。MT-07は軽量で扱いやすい車体設計や十分なトルクを備え、街乗りから中距離ツーリングまで幅広く対応できるバイクです。一方、MT-09はスポーツライディングを重視したい方や高速域での余裕を求める方に向いており、選ぶ基準はライダーの用途や好み次第と言えます。
また、新技術としてのY-AMTモデルが登場する可能性もあり、今後はクラッチ操作の負担を減らしつつバイク本来の楽しさを味わえる選択肢が増えることが期待されます。50代以上のリターンライダーで、再びバイクライフを充実させたいという方は、自分のスタイルや予算に合ったモデルを慎重に比較検討しましょう。もし迷ったら試乗やレンタルバイクを活用し、実際のフィーリングを確かめることが、後悔のないバイク選びへの最短ルートです。