(本ページにはプロモーションが含まれています)
はじめに:もう立ちゴケを恐れるのはやめにしませんか?
「あの頃、俺は無敵だった」…そんな風に、若かった頃の自分を思い出しているリターンライダーの皆さん、こんにちは。子育ても一段落して、ようやく自分の時間が持てるようになった。さあ、もう一度あの風を感じよう!とバイクに跨ることを決意したものの、ふと頭をよぎるのが「立ちゴケ」という、なんとも情けない響きですよね。昔はなんでもなかったはずなのに、今では「もし倒したらどうしよう」と不安になってしまう。周りの目も気になるし、何よりせっかく手に入れた愛車に傷をつけたくない。そんな不安を抱えているのは、あなただけではありません。このブログでは、同じ悩みを抱える50代の仲間として、立ちゴケの不安を解消し、もう一度心からバイクに乗る喜びを噛み締められるような情報をお届けします。
Q1:50代の体で「立ちゴケ」しないためには、どんな準備が必要なの?

A:まず大切なのは、昔の自分と今の自分を比較しないこと。そして、衰えたと感じる部分を補う準備をしましょう。
昔の自分は、多少車重のあるバイクでも軽々と扱えたかもしれません。しかし、50代の体は正直です。筋力やバランス感覚、瞬発力はどうしても若い頃とは違います。だからこそ、「昔はできたのに…」と落ち込む必要はまったくありません。今からできる準備をすることで、立ちゴケのリスクはぐっと減らせます。
具体的には、下半身と体幹を鍛えることが非常に効果的です。特に、バイクを支える上で重要なのが内ももの筋肉(内転筋)と、体を安定させる体幹です。スクワットや片足立ち、プランクといった簡単な筋トレを、毎日少しずつでも続けてみましょう。特別な器具は必要ありません。テレビを見ながらでもできるので、ぜひ習慣にしてみてください。
また、バイクに乗る前には必ずストレッチを行いましょう。特に股関節や足首を柔らかくしておくことで、足つきが良くなり、とっさの動きにも対応しやすくなります。 バイクは全身を使うスポーツです。体が硬いとスムーズな動きが妨げられ、立ちゴケのリスクを高めてしまいます。無理のない範囲で、ゆっくりと体をほぐしてからバイクに跨るようにしましょう。
そして何より重要なのが、バイクに跨る前の「予行練習」です。エンジンをかける前に、バイクの取り回し(押し引き)をしてみるだけでも、重さやバランスの感覚を取り戻すことができます。これを毎日繰り返すことで、バイクとの一体感が生まれ、自然と体が動くようになります。
Q2:いざという時に役立つ!「立ちゴケ」を回避する具体的なテクニックとは?

A:立ちゴケしそうで心配。なぜ立ちゴケは起こるの?
意識とテクニック、立ちゴケの危険は大幅に減らせます。
立ちゴケは、特にバイクに不慣れな方や年齢が進んでからバイクに乗り始める方にとってよくある悩みです。その原因は突き詰めると「重心の傾きが支える限界を越えた。」からと言えます。以下にその解説を記載します。
立ちゴケと重心の傾きの関係
1. 重心の偏り
バイクの重心は、車両の中心部に位置していますが、ライダーの体重やバランスによって動きが変わります。停車中や低速走行中に、バイクが傾いた場合、ライダーの重心がバイクの重心を超えてしまうことがあります。これにより、バイクが倒れる原因となります。
2. バイクの傾き角度
バイクはそもそも倒れるべくして作られている乗り物です。倒れるからこそコーナーをスムーズに曲がれます。バイクが垂直に立っている時、重心の方向は上から下に垂直です。しかしバイクがが立ちゴケする主な理由の一つに、傾き角度が安定性を保てない(戻せない)ほど大きくなることが考えられます。例えば、停車時にバイクが傾くと、重心の位置が不安定になり、ライダーがバイクを支えられなくなるためです。これを防ぐためには、バイクの重心に合わせた体の位置取りや、足をしっかり地面に着けることが重要だということなのですが、それが出来ないケースが多々あるため立ちゴケとなる訳です。

3. バランスの取り方
バイクに乗る際、特に停車や低速時には、バランスを保つために適切な体重移動と姿勢が重要です。重心が傾いた場合、バイクが倒れないようにするためには、ライダーが体を傾けて重心を補正する必要があります。これは特にバイクの重量があるほど重要です。
立ちゴケは、停車時や極低速走行時に起こることがほとんどです。特に多いのが、停車寸前にバランスを崩したり、Uターンなどでゆっくり曲がろうとした時に起こるパターンです。
まず、停車時には「両足を出さない」ことを意識してみましょう。左足をしっかり地面につけて車体を支え、右足はブレーキペダルに乗せたままにしておきます。これにより、とっさの時に後輪ブレーキで車体を安定させることができます。両足で支えようとすると、かえってバランスを崩しやすくなることがあります。
また、停車する場所も重要です。少しでも傾斜がある場所や、砂利道、マンホールの蓋の上など、滑りやすい場所を避けて、平らでグリップの効く場所を選びましょう。
さらに、Uターンや極低速走行時には、「目線」が非常に大切です。曲がりたい方向にしっかりと顔を向け、視線を送ることで、体は自然とその方向に傾き、バランスを取りやすくなります。足元ばかり見ていると、かえってふらつきやすくなるので注意が必要です。 低速走行は半クラッチをうまく使うことで、安定した速度を保つことができます。アクセルを一定に保ちながら、左手のクラッチレバーを少しずつ繋いだり切ったりして、速度をコントロールしてみましょう。これは練習あるのみです。焦らず、自分のペースで慣れていくことが大切です。
Q3:立ちゴケしにくいバイク選びのポイントって?【車種選びの前に知っておきたいこと】

A:バイク選びは、リターンライダーの成功を左右する重要なポイントです。
立ちゴケのリスクを減らすためには、自分に合ったバイクを選ぶことが何よりも大切です。昔乗っていたバイクにこだわりたい気持ちもわかりますが、今の自分の体力や体格に合っているかを冷静に判断しましょう。
【バイク選びのチェックポイント】
- 足つきの良さ: 両足のつま先がしっかり地面につくかどうかは、停車時の安定感に直結します。
- 車重の軽さ: 重いバイクは取り回しが難しく、万が一バランスを崩した時に支えきれなくなる可能性が高まります。
- 重心の低さ: 重心が低いバイクは、安定感があり、低速走行でもふらつきにくいです。
例えば、ヤマハの「XSR900」やホンダの「CBR650R」など、比較的軽量で扱いやすいミドルクラスのバイクは、リターンライダーにも人気があります。また、クルーザータイプは重心が低く、足つきが良いモデルが多いので、選択肢の一つとして考えてみるのも良いでしょう。
さらに、足つきを改善するために、「ローダウンキット」や「あんこ抜き」(シートのクッション材を抜いて座面を低くする加工)といったカスタムも有効です。バイクショップに相談すれば、自分に合った方法を提案してくれるでしょう。
Q4:万が一「立ちゴケ」してしまったら?一人で起こせる「魔法のテクニック」を伝授

A:立ちゴケは誰にでも起こりうること。だからこそ、その後の対処法を知っておくことが大切です。
「立ちゴケしてしまったら一人で引き起こせるのか?」という不安は、特にバイクの重量が重い場合や体力に自信がない方には共通の悩みです。以下に、バイクの重量に応じた引き起こし方法と具体例を挙げて説明します。
バイクの重量と引き起こし方法
重量の軽いバイク(〜200kg以下)
軽量なバイクであれば、比較的簡単に一人で引き起こせます。以下の手順を参考にしてください。
- エンジンを切る: 安全のため、まずエンジンをオフにします。ギアを1速に入れます。
- バイクを正しい姿勢で引き起こす: バイクの倒れた側に立ち、膝を曲げて腰を落とします。ハンドルとシートの端を持ち、背中をまっすぐに保ちながら、脚の力を使ってバイクを起こします。
中重量のバイク(200kg〜300kg)
中程度の重量のバイクでは、正しい技術が必要です。次の方法が効果的です。
- 背面持ち上げ法: バイクの後方に背中を向けて立ちます。ハンドルバーとリアシートまたはフレームを持ち、背中をまっすぐに保ちながら、脚の力を使ってバイクをゆっくりと引き起こします。この方法は腕の力をあまり使わずに済むため、体への負担が少なくなります。
utoro0502から引用
重量の重いバイク(300kg以上)
重量のあるバイクは、一人で引き起こすのが難しい場合があります。特に50代以降のライダーにとっては、無理をすると体を傷める可能性があります。以下の点に注意してください。
- 他人の助けを借りる: 安全のため、近くに人がいる場合は無理せず他の人の助けを借りることを検討してください。特に重いバイクの場合は、二人以上での作業が安全です。
- 実際に引き起こしてみる:重いバイクの代表例としてハーレダビットソンの引き起こしについて触れます。メーカーやディーラーからすると販売上、一人で引き起こせますと言いたい気持ちはよく分かるのですが、先ずはご自分で実際に引き起こせるのか試していただくことが重要です。ハーレーの引き起こしについてディーラーさんのアップされている動画を参考に出来ますので確認してみてください。自分で引き起こしができれば大型バイクへの乗り出しに自信が持てますので是非お試しください。
H-D埼玉花園&H-D Certified埼玉から引用
Q5:立ちゴケは恥ずかしいことじゃない!心と体のケアでバイクライフをもっと豊かに

A:立ちゴケは、リターンライダーにとって避けては通れない道のりかもしれません。しかし、それをどう捉えるかが、今後のバイク人生を左右します。
私自身、リターンしてすぐに立ちゴケを経験しました。昔は普通に乗れていたのに、まさかこんなところで…と、恥ずかしさでいっぱいになり、しばらくバイクに乗るのが怖くなってしまったんです。でも、SNSで同じような経験をした仲間の投稿を見て、「ああ、自分だけじゃないんだ」と少し心が軽くなりました。
特に印象的だったのが、X(旧Twitter)で見かけたこの投稿です。
@Bike_Love_50s: リターンして最初の立ちゴケは、みんな通る道だって言うけど本当だった😂 昔の感覚で「いける!」って思ったら、見事にコケてしまった。でも、バイクショップの店員さんに「コケて一人前ですよ!」って言われて、なんか吹っ切れた。また明日から安全運転で楽しもう!
この投稿を見て、立ちゴケは決して恥ずかしいことではなく、むしろ「バイク乗りとして再出発した証」なんだと思えるようになりました。
立ちゴケを克服するためには、心と体の両方からのケアが大切です。
【心と体のケアリスト】
- バイクに乗る頻度を増やす: 体がバイクの重さやバランスに慣れるためには、とにかく乗ることが一番です。
- 同じ趣味を持つ仲間を見つける: 一人では不安なことも、仲間と話すことで解消されたり、新しい発見があったりします。
- 安全な場所で練習する: 広くて平らな駐車場などで、Uターンや一本橋の練習をしてみるのも良いでしょう。
バイクは人生を豊かにしてくれる素晴らしい乗り物です。立ちゴケへの不安を乗り越え、もう一度心からバイクに乗る喜びを思い出しましょう。
おわりに:さあ、最高のバイク人生をもう一度!
ここまで、立ちゴケへの不安を解消するための具体的な方法をお伝えしてきました。 要点をまとめると、以下の3つが重要になります。
- 自分の体と向き合う: 昔の自分と比較せず、今の自分に合わせた準備をする。筋トレやストレッチで、体をバイクに慣れさせましょう。
- 正しい知識とテクニックを身につける: 停車時やUターン時のちょっとしたコツを知るだけで、立ちゴケのリスクは大幅に減らせます。
- 立ちゴケは「経験」と捉える: 失敗は誰にでもあります。立ちゴケは恥ずかしいことではなく、バイク人生をより豊かにするための貴重な経験だと捉えましょう。
立ちゴケの不安は、あなたのバイク人生を再スタートさせるための「最後の壁」かもしれません。しかし、この記事を読んだあなたは、もうその壁を乗り越えるための武器を手に入れています。さあ、最高のバイク人生を、もう一度ここから始めていきましょう。あなたのバイクライフが、より豊かで楽しいものになることを心から願っています!